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老いること


年々、母の愚痴が増えている。

やりたいことが昔にようにできない。

周りとの関係性にストレスがある。



老いてくると、肉体のキツさ重さがしんどいもの。

疲れの回復が遅れ、身体が渋くなると、心も柔軟性を失ってくる。

からだが軽く動いていた頃には、心も軽やかに飛べてたのに、

いつのまにか、歩む足の一歩の重さに、諦めのため息もでるのだろう。



「期待しすぎ」

想像するにこれがストレスの根本。

物事に「これが当たり前」と思う価値観が、自分の思う期待に沿ってない事態になっている。

これが愚痴として出ちゃってるんだろうなぁ。



自分の価値観で普通に捉えることは、本人以外は「普通」と思ってない。

これに気づけないのも、老いなんだろう。




「人は変えられない」

なので自分の価値観を大切にする。

「当たり前」ではなく「感謝」と置き換えれるか。

これが幸せに過ごすための極意。



母の愚痴を一通り聞き、最後に

「自分で自分をご機嫌にする」自分のやり方・考え方を話してみる。




そうだよねぇ、そう捉える方がいいよね〜

と返事してくれるけど、、、。。

なかなかね。



ただただ聞いてもらいたいこともあるだろう。

そういう話はうんうんって聞く。



人は変えられない。

変わるのは自分の捉え方。



私自身にも、そう 言い聞かす。